【ネタバレ感想】映画 「用心棒」

今回は、TOHOシネマズにて黒澤明監督作品、「用心棒」を鑑賞しました

黒澤作品の鑑賞は初めて

あらすじ

三船敏郎演じる侍がある宿場町を訪れた 訪れるとそこに人の手を加えた犬が足元を横切る 飯屋の主人が言うには清兵衛一家と丑寅一派に町は二分されており、日々揉め事が起き棺桶屋が毎日繁盛するほど そこで侍は言う「ここには斬ってしまった方がいいやつしかいねえ」と・・・

感想

物語が「一つの宿場町」での出来事という限られた場所で進むので話の内容、人物の相関も理解しやすかった 今回4K上映のため画面も見やすく映画に没入することができた 三船氏演じる侍の所作がいちいちかっこいいですね 「ここには斬ってしまった方がいいやつしかいねえ」と話す際の、顎髭をさする動き、袖を通さずに楊枝を咥えて歩く姿、飯屋で酒を呑むシーンから、当時の侍、腕一本で飄々と生きる男の姿が容易に想像できる演技でした

序盤は三船氏演じる侍がそれぞれの派閥に「自分を用心棒として雇わねえか」と売り込み、雇い主を替えながら自身の価値をどんどん釣り上げていくあたりのずる賢さを見せ、中盤で丑寅一派を騙して人助けをして捕らわれてしまう場面を見せたり、侍を決して完全無欠の英雄として描かず、徹底して「人間臭さ」を失わないように見せているからこそ、この侍が魅力的に感じるのかなと思いました

ラストシーン、丑寅一派と戦う場面ですが昨今のアクションとは全く異なり、1分かそこらで侍が丑寅一派をバッサバッサと斬り捨てていく その際、侍をカメラで追うこそするが、鍔迫り合いや極端なズームアップもなく、ある意味淡々というかあっさりというか、いとも簡単に太刀を浴びせていく姿が印象に残った 物語全体を通しても侍が刀に手をかけるシーンは少ない 黒澤監督作品は今回が初見のため今回のみで監督の映画制作の特徴を語ることはできないが、本映画は侍の強さよりも宿場町での侍の立ち振る舞いに注目させる見せ方をしているのかなと思いました 最後に出たお題目を叩きながら出てきた男がとても不気味でした・・・(あのキャラいました?あのシーン、どなたか解説いただきたいです)

感想をつらつらと書きましたが、「用心棒」、文句なく面白いです!

これを機に他の黒澤作品も鑑賞してみようと思いました では、また

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